HB・チェーン店・BERGの危機

ミニコミ(という言葉が適当なのか?)
「HB」のVol.3「愉しいチェーン店ライフ!」特集号を買う。
前号では寄稿者の名前の下に「一九○○年生まれ」と記してあったのに
今号ではそれが消えていて、
それはこの雑誌の読み方に関わる重大な欠落だと思ったのだが
編集後記を見るとちゃんとまとめて載っていた。ひと安心。
この雑誌を作っている人たちはほぼ皆80年代前半生まれなのだ。


「ジェネレーション・マガジン」というものがあるならば
「HB」はまさにそれで、
作っている人たちは僕の世代と8〜10歳くらい違うのだが
それくらいの違いだと、明確なジェネレーションギャップというよりは
共通な感覚と全く違う感覚がグラデーションに存在していて
そのグラデーションの狭間を読んでいくことが何だか面白い。


巻末の、時代と世代を絡めて
個人的な音楽体験史を書いたエッセイが
前号に続いて、とてもよかった。

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買ったHBを持って新宿駅構内のBERGでお茶をする。
http://www.berg.jp/
このBERGというビアカフェが存続の危機に立っている。
詳しくは以下参照。
http://www.berg.jp/l/l07.html
ここはコーヒーもビールも食べものも
全部美味しい本格派のビアカフェで、
しかも値段も安く雰囲気もいい。いつも混んでいる。
写真展をやっていたりもして
こんな店が駅の構内にあるというのが新宿の懐の深さだと思っていたのだが
それを一方的、強圧的なやり方で無くしてしまおうとする
大企業の方法はやっぱりどうかと思う。


存続の嘆願署名にサインをして
相変わらず美味いコーヒーとホットドッグをつまみながら
(ここに来ると昼でもついビールを頼みたくなってしまうのだが抑えた)
個人商店とチェーン店について考えを巡らす。


BERGに行ったことがあって、あの店が無くなってほしくない人と
あの店にまだ行ったことがなく、行ってみたいと思う人は
署名をした方が良いと思う。