星間飛行・Rock’n Rouge・抑圧

マクロスって今流行ってんの?
25周年とか映画版とか。


その筋の人からしたら本当にいまさらなのだろうが
マクロスF」のテーマ曲、『星間飛行』という曲が良すぎて一昨日からエンドレスリピートなのです。
アニソンに縁のない僕ですがこの曲には完全にノックアウト。
タイトルから曲調から歌詞(松本隆先生の詞だ)まで80年代アイドル歌謡曲エッセンス満載で
そっち方面大好きな僕みたいなオッサンホイホイぶりがものすごい。
事実、2008年のアニソン界ではものすごいバカ売れしたらしく
リバイバルアニメの劇中アイドルに歌わせることで
正調アイドル歌謡曲が現代でも売れる、という非常にねじくれた状況(笑)



イントロ。8分のシンコペーションで刻んでいくアタックの強いストリングスで
一曲通してそれが基底リズムで流れているってのは
松田聖子の名曲「Rock'n Rouge」を彷彿とさせる。というかそっくり(笑)
(「Rock'n Rouge」はギターで刻んでいくのだが)


この曲、Aメロの終わりがちょっとひねくれたメロディになっていて(部分的に転調してる)
いわゆるアイドル歌謡曲だと「ここから盛り上がる!」ってところで一旦抑えられるのね。
(「♪青い電流」とか「♪あなたが好きよ」のところ)
その「アゲ」の抑圧のところでディープ・パープルの
「Smoke on the water」のギターリフが引用されてて
抑圧とロックギターっていう妙な異質感。
で、Aメロの抑圧が2回あって、鬱憤がたまったところで
Bメロに入ってサビ前の「キラッ☆」が効きまくりなのです。
ここで「キラッ☆」って松本先生の素敵すぎる感性。
って、ここにやられてしまう僕はヤバイのでしょうか(笑)


ちなみに「星間飛行」も「Rock'n Rouge」も松本隆の詞ですね。
いろいろ狙ってるんだろか。
というかアイドル歌謡曲といえば松本隆というのはやはり鉄板なのだ。


ネットでざっと検索したけど
「Smoke on the water」のリフに関してはみんな言っているけど
この2曲の相似についての言説はあんまり見当たらなかった。


「Rock'n Rouge」