百日・アフェア・カオス

子どもが生まれて百日経ったので
僕と妻の両親を交えて
お食い初めのお祝いを地元の日本料理屋で。
ファミリー・アフェア。もうどうしようもないくらい「家族」のイベントだ。
みうらじゅんの言う「親孝行プレイ」ならぬ「家族三世代プレイ」のようだなと思いながら
こういうことが自然にできているのか、まだ何か地に足がついていない感じなのか
自分でもまだよく分からない。まあでもなんだか楽しくもある。
(っていい年して娘もいてこんなコト言ってるのもどうかと思うが)


いまだに育児は戸惑うことだらけで
僕が何をしてもギャン泣きが全く収まらないときがある。
オムツとかミルクとか考えられる泣き要素はすべてクリアしてもダメで
置いても泣く、抱いても泣く、あやしても泣く。どんどんひどく泣く。
まるで世界の終わりみたいだ。
それを聞いてオロオロしながらどうにもできない僕も
だんだん世界の終わりのような気持ちになってくる。
僕が何かしたのだろうか?(ギャーー)
僕のしつこい風邪がうつって気分が悪いのだろうか?(ギャーーー)
さっき「太ってビバンダム君みたいだね」って
言ったから嫌われたのだろうか?(ギャーーーー)
ごめん桃ちゃん。(ギャーーーーーーーーーッ)
世界の終わりはどんどん危機感を増していって
もう限界。これ以上は無理だ!というところで
妻が抱き上げるとあっという間に泣き止む。娘凸・妻凸・僕凹。





わからない。
まあ当然だ。相手は乳児で、女性なのだ。人間の分類としてはけっこう遠い。
ファーザーズ・アフェア。僕がこの3ヶ月で確実に分かったのは
「娘に嫌がられるというのはこの上なく悲しい」ということだ。
世の中の全ての娘さんがたには声を大にして言いたいけれど
いくらムカついても、話が通じなくても、臭くても、腹が出ていても
「お父さん嫌い」というのだけはやめましょう。傷つくから(笑)。
と、こんなことを思っているうちに
もう泣き止んでキャッキャッと笑っていたりする。カオス。


とにもかくにも、僕は自宅と仕事場が一緒なので
会社勤めの人よりはかなり長い時間子どもと過ごせる、というのは
幸せなことだと思う。
強引にまとめたところでああまた泣き出した。カオスカオス。