ベルギー1日目

アムステルダムからブリュッセルへタリス(国際列車)に乗って移動。
とはいえパスポートチェックもなく2時間半で着くという「ちょっとそこまで」的な距離だ。
アムステルダム→スキポール→デン・ハーグロッテルダムと経由して
1時間半ほどで国境を越えてベルギーに入る。
ベルギーに入ると一気に風景が変わって、建物も煤けた色合いの石造りになって
いわゆるヨーロッパ的な町並みが見えてくる。
すぐ隣の国なのにそこにははっきりとした文化的国境があるのが面白い。
(フランスとベルギーの国境ではあまり違いがないのかもしれないけれど。)


ワインレッドの車体のタリス。インテリアもワインレッド。
それほどスピードも出さないのでゆったりとした旅の気分を味わえる。
短い距離なので食堂車はないのだが
BAR車両があって軽食をとったりコーヒーを飲んだりはできる。



ブリュッセルに着いてホテルにチェックインして
歩いて街の中心部へくり出すことにした。



世界一美しい広場と言われているグラン・プラス。
狭い路地からここに出たときの壮観はすごい!
中世の建物が回りを取り囲み、その1階にはカフェが並んでいる。
地元楽団の広場コンサートなども開かれていてお祭りのような賑やかさである。
西欧の広場というのはやはり派手で祝祭的でその街の「ハレ」の空間だ。
(僕は中国とモンゴルの広場も見たことがあるけれど
社会主義国の広場というのは本当に何もなくて
冷徹な程だだっぴろい空間のまん中に巨大な銅像が立っている。
あれはあれで「ハレ」の空間なのだろう。演説とか、マスゲームとか。)


ブリュッセルのことはあまり予習してこなかったので
ブラブラとそぞろ歩いてビールを飲んでまた歩く。
夜はベルギー名物のムール貝を食べてまたビール。



色々なビールを飲んだけど
結局ヒューガルテンが美味いということが分かった。
日本で有名だということは日本人好みの味なのだろう。



ベルギーの主食はチョコレートかというくらい
ショコラティエがいっぱいある。



ライトアップされた夜のグラン・プラスもまた格別。