ミュシャ・コミューン・墓参り

もう終わり間際のミュシャ展を見るために上野の都美術館へ。
昼過ぎに行ってしまったので既に入場制限の行列ができている。
なんだかふだん美術館では見ないようなゴスロリちゃんや黒づくめ、
漫画サークルみたいな若者がちらほら。
ミュシャがソッチ系の人々に人気があるのは知っていたがなんだか妙な雰囲気である。


中に入っても前に進めないほどの混雑。いやはや。
映画館や美術館は平日の朝イチ(雨降りだとなおよろしい)に
行くにかぎると常々思うのだが
いつも早起き出来ずに混んでいる時間に見るはめになってしまう。


もともと作品を平均的にノロノロ見るのは好きじゃないので
流し見しながら歩いて、気になるものだけじっくり見てひと回り。
甘美でア−ルヌ−ボ−的な気分に浸って外へ出ると
そこではバガボンドの方々が青テントでコミューンを作っていらした。
すぐ隣のエコール・ド・ボザール(日本の)は今日が卒業式らしく画学生たちがぞろぞろと出てくる。
ウィ。とてもフランス的だ。シェー。
コミューンの猫も唯物論者の面持ちでゴミ袋を漁っている。
そこかしこでクルックーと鳴いている鳩も今日はジビエと呼ぶことにする。


その後、彼岸に墓参りに行けなかったので
上野公園からすぐ近所のうちのお寺へ。仏つながり。なんてね。