アースデイ・代々木公園と苗場と明治神宮・芝生

土曜日、ものすごい混みようを覚悟しつつ娘を連れて代々木公園のアースデイ東京2009へ。
午前中のうちに着いたのでまだ歩くのに困るほどの混雑ではなかったけれど
やはり相当な人出人出人で。


まずはいつも仕事でお世話になっている
Think the EarthプロジェクトのブースがあるNPOヴィレッジへ。



先週僕が作ったパネルやら先々週に入稿したフリーペーパーが並んでいて嬉しい限りです。


スタッフのみなさんと談笑してから会場をひと回り。
午後になったらやはり混んできたのでそのまま代々木公園(芝生のほう)に移動。
この辺りが東京におけるフィールドオブヘブンだよなあ、
さっきのNPOヴィレッジと野外音楽堂はまんまアヴァロンだし
代々木体育館がグリーン、SHIBUYA AXがホワイト、
ホコ天は木道亭、クアトロはレッドマーキー
明治神宮の前の橋がトコロ天国じゃん!(いる人のジャンルがだいぶ違う・笑)
とかフジロックアディクトな思考をしつつ芝生に到着。オレンジはどこだ?


相変わらずこちらもピースフルな雰囲気に満ちていて
娘を遊ばせつつまったり。
(本当はまったりできない。ウチの娘は体力脚力好奇心がフルスロットルなので
休むことなく公園内を全力疾走し続けるから)


帰り。原宿駅のあの混雑を通って電車に乗るのが嫌で
明治神宮の裏道を抜けて代々木駅方面へ。
山手線に乗っているといつも見える柵の裏側の
この道をいままで通ったことはなかった。
線路の反対側の喧噪が信じられないほどの静けさ、かつ鬱蒼とした林に囲まれて
ちょっとした旅行気分になる。

疲れた娘がすぐにベビーカーで寝てしまい、
ここの杜の中の北端に芝生の広場があって、ピクニックの穴場だと
子持ちの友人に聞いたことがあったのでちょっと見に行くことにする。
林道を抜けて宝物殿の方へ歩いていくと突然視界が開けて
なだらかな芝生の斜面と池が現れる。
宝物殿の奇妙な建築様式と相まって何とも不思議な空間だ。




こんな場所があるなんて知ってました?
都心のど真ん中にぽっかりと空いたオアシス。的なところは幾つかあるけれど
ココはあまりそういう紹介もされていない。
東京にずっと住んでいても全然知らないところがあるのだなあ。


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芝生芝生。


東京の風景を芝生で覆い尽くすとどうなるかというアートプロジェクトを
最近知ったのだが、すごくシンプルでインパクトのある構想だ。
説明するより画像を見た方が心に響くので↓をクリック。


Green Islandプロジェクト
http://www.006600.jp/


画を見た瞬間に開いていく気持ちはなんだろう。
環境に対して直接的に何かアクションするわけではないけれど
「何かが悪くなることに対して警告をする」のではなくて
「世の中が『よい』状態であるというのはどういうことかを想像させる」とか
「『よい』状態になるためには何を変えることが必要なのか気づかせる」とか
そういうことが、アートや音楽やデザインという行為が社会に対してできること
(もしくはアートや音楽やデザインでしか成し得ないこと)なのではないかと思う。


ものを創ること、クリエイティブであることと
「環境」というものの関係を考えるときに、ものを創る側の人間は
自分のやっていることへの齟齬を感じることがあったり、
もっと直接的なアクションをしている人たちへの
ある種の後ろめたさみたいなものを感じることがきっとある。
その後ろめたさをどうにかするために免罪符を探すような
こじつけの論理みたいなものからはたぶん何も生まれなくて
もっと違った視点で「なにができるのか」「なにをするべきなのか」を
探っていかなければならない、なんて思うアースデイ