カフェイン過敏・石原良純・ギャンブル

僕はカフェイン過敏症らしい。
これに気付くのに28年くらいかかった。
コーヒーを飲むとたまに体に不調をきたすことに
つい2、3年ほど前まで気付かなかったのだ。
コーヒーを飲んで暫く経つと風邪をひいた時のようなゾワゾワした感じがしてきて
体温が下がったような気分になる。ひどい時は冷や汗が出てきてアタマもボーっとする。
ちょっと時間が経てば治るのだがあまり気持ちのいいモノではない。


「たまに」と書いたのはどうやらその時の体調に寄るようで
寝不足の時や疲れている時に飲むと高確率でヒットする。
徹夜の時にシャキッっとするための濃カフェインドリンクがあるけれど
あれを徹夜明けで僕が飲むのはかなりヤバそうだ(試したくない)。


かといってコーヒーが嫌いな訳ではなく、
むしろ好きな方であって(ココが辛いところだ)、
事実2つ下の日記でもコーヒーを飲みながら雨宿りなどしている。
というかうちの実家は今でこそ喫茶店に毛の生えたようなレストランなのだが
昔は毛の生えてない純然たる喫茶店(しかもコーヒー専門店)であり、
そこんちの息子がコーヒーに弱いなんてのは
政治に全く興味持たずに天気予報してる石原良純的な悲しさがあるのです。


ということで、飲むまで吉と出るか凶と出るかわからないギャンブルなのに
よほど体調が悪いとき以外は結局コーヒーを飲むことにしてしまう。
仕事の打ち合わせなどで「あ、僕ハーブティーで」とか「生ビールお願いします」とか言えないし。
後者はやや試したいところではあるが。


カフェインレスのコーヒーを置いているところはまだまだ少ないので
多少なりとも自己防衛するために色々と調べてみた。
最近知ったのだが豆の煎り方でもずいぶんカフェインの量が違うようである。
イタリアンローストやフレンチローストの深煎りの豆なら大分カフェインが飛んでいるらしい。
それに牛乳を足せばさらに体にやさしくなるのかもしれない。
そういえば高校時代、コーヒーが嫌いで牛乳が大嫌いで
コーヒー牛乳が好きな友人がいたのを今思い出した。
その気持ちは分らないでもない。


とにかく、おいしいカフェインレスのコーヒーがもっと普及するのを願いつつ
今日も僕は若干の不安を抱えながらコーヒーを飲むのです。